NIKKAN MP-1&MP-201について


特別企画・MP-1前夜? 謎のNIKKAN No.3Oメロのついて

 ねこぷー道場主のおひざ元・ねこぷー道場においてある時期熱い論議が飛び交った謎のメロ・No.3Oに関するログを、トピ主であるねこぷー道場主、情報提供者のrxl06170yさまのご快諾を得まして整理・転載いたしました。

 未発見の謎メロ・No.3Oの正体とは?

 2006.6.17

 今まで未見だった'67年9月製のNo.3Oフルートが存在!(Yオクに出品有り)

 ということは……No.3Oが'64年だけ製造されたNo系最高級型番で、'67年のBJ広告に見られる「No.3Oメロ」は広告のみ or MP-1の開発コードという仮説が揺らいできました!

 2007.1.4

 その後、フルートのみ'67年製No.3Oの発見事例が認められます。

 フルートでのみ「NIKKAN意地のNo.X系最高型番」が実現し、メロの場合はMP-1という形で世に出たのではないでしょうか?

古いメロフォン・ホルン情報 2006/ 3/22 rxl06170y

BJ裏表紙広告に出てくるメロフォン・ホルンは下記の通りです。

昭和40年(補注・つまり1965年)頃から、各楽器ともNo.3Oという型番の楽器が発表され、それが、YAMAHA初期の楽器(ニッカン製)へと移行していきます。

メロフォンは、No.3O→MP−1→MP−201→YMP−201という変遷を辿ります。最後までカレッジモデルの扱いです。

フレンチホルンは、No.3O→HR−1→HR−311(IMPERIALE)を経て、YHRのFシングル管、B♭シングル管、ダブルの順に発表されたのだと思います。HR−1はカレッジモデルの扱いです。

昭和42年4号(補注・つまり1967年)
日管メロフォンNO.30カレッジモデル 定価38,000 免税33,000

昭和42年5号(補注・つまり1967年)
日管フレンチホルンNO.30カレッジモデル 定価65,000 免税56,600
昭和42年11月
「カレッジモデルシリーズがますます充実!
 MP−1
 HR−1 

昭和42年12月
「世界の一流品の中からYAMAHAやIMPERIALEを指名するプレーヤーがふえています」
※この広告には、メロフォンもホルンもありません。

昭和43年1月
「世界のブランドYAMAHA・・・・・70年の伝統を誇るIMPERIALE・・・・・
音のちがいをたしかめてください。演奏家がそろって認める実力です。」
(ヤマハと日管の品番が新らしくなりました)
※この広告にも、メロフォン・ホルンは含まれていません。

昭和43年5号
NikkanフレンチホルンHR-311インペリアル 定価75,000 免税63,000

昭和44年1号
「均一な音色、滑らかなタッチ
ヤマハホルンYHR−661新発売」
現金価格120,000円 免税価格100,000円 ケース18,000円

昭和46年6号(補注・つまり1971年)
「楽器を創る心と精巧なメカニズムの結晶」
日本楽器
豊田管楽器工場 カレッジモデル・メロホンYMP−201
52,000円(本体45,000円 ケース7,000円)

○今まで観察してきた諸事例から考えて、No.3Oメロの製造年は'67年より遡ることはあり得ないと思います。そして製造期間は最長でも4ヶ月と考えられます。(MP-1の最古の事例が同年5月製なので)

○4号=3月発行(4月号の意味)であれば、広告自体はその前、1〜2月には入稿されていたことが考えられます。

○MP-201の広告が無い点が不可解です。

○豊田管楽器工場は1970年操業開始した豊岡工場の誤植と思われます。

Re: 古いメロフォン・ホルン情報 2006/ 3/22 メロ主

どひゃー!
素晴らしい情報ありがとうごじゃいまする!
この投稿をメロホニづムにて紹介させてくだされm(_ _)m。

以下、あまりのショックに文章が普通になりまちた(^-^;)。

>昭和40年頃から、

'65年はNo.2Oが製造されていました。

>各楽器ともNo.3Oという型番の楽器が発表され、

No.3Oメロは未発見です!
No.3Oトラは'64年のみが確認されてるようですが、No.4トラに次ぐ当時の高級機種ですよね?
ということは高級メロ! 凄い!

>昭和42年4号
>日管メロフォンNO.30カレッジモデル 定価38,000 免税33,000

え? ……カレッジモデル? 型番とグレードの乖離がこの時に始まっていた?
4号の発行月ですが何月でしょう?
既知のMP-1最初期ロット(軽量モデル?)が705XXXと5月製造です。
ますます発見事例が待たれます!

>昭和42年11月
>「カレッジモデルシリーズがますます充実!
> MP−1 HR−1

そうですかー(T-T)。
XX-Xという型番はTR-1などからの類推で最高級グレードと思ってましたが、やはりメロはどこまでもカレッジ用途なのでしょうか?
ちなみに現段階でMP-1で708XXX(8月生産)以降のシリアルは未見です。

>昭和46年6号
>「楽器を創る心と精巧なメカニズムの結晶」
>日本楽器豊田管楽器工場 カレッジモデル・メロホンYMP−201

残念ながらMP-201の広告はないのですね?
一気に'71年のYMP-201。
YAMAHA公式回答が'70年秋生産開始なのですが、この6号、発行月は何月なんでしょうか?

それから日本楽器(=現YAMAHA)の豊田管楽器工場?
YAMAHAの変遷からして、豊岡工場の誤植でしょうか?

○No.3Oトラは現在1個体のみ確認されていますが、'64年製です。

○メロの場合、カレッジモデルです。ちゃんとそう書いてあるのに舞い上がってこの段階で気づいてません(^-^;)。

○XX-1という「1」が最上位機種であるということ自体が、間違った認識であるのでしょうか?

ひょっとして・・・ 2006/ 3/22 nekopu_chan

れーの蘭星楽団3連星がソレにあたる可能性は???

でなければ
No,2Oと3Oが平行生産されてたってコトなのれしょうか?


Re: ひょっとして・・・ 2006/ 3/22 メロ主

心配してるのは、刻印型番と商品型番が果たして一致していたか? ということでし。
凄く一般的なNo.2Oの広告が無いのに……。
'66年型No.2O=過渡期型の商品名が「なんばーさんじゅう」とか読ばれてたりして……(^-^;)。
こりだけ探し回って未だ見つかってないNo.3OあるいはNo.30。

無刻印の仮メロや想像上の代物だったNo.2Aは存在してましから……。
もしや実際の楽器と広告の楽器(の型番)が違うということも考えられるのでは?
広告ではNo.3O。でも学校が発注すると届いたのはNo.2Oとか?
メロは一般売りは皆無で、学校等大量受注(受注生産?)が主だったような印象があるでし。印象。
だから無刻印(無型番)があったりしてもおかしくない?
それが通れば広告型番と商品型番の不一致も充分に有り得る?

っていうか、メロ小部屋に行きましょう(^-^;)。


うんにゃ! 2006/ 3/22 nekopu_chan

ココでも全く問題ないれち!

だって変態楽器であることには変わりは無いのれすから。

とりあえず蘭星様からの追加情報でも待ちまつるか?


'66年製No.2Oメロ情報 2006/ 3/23 メロ主

蘭星情報、まだなんでしよねー。

幻の'66年製No.2O。わたしは下バネだと思うんでし。

でも翌年のMP-1に先駆けて上バネ(インナー式)だったらどうしよう。
分類をどっちにするか悩むでし。

No.2型:下バネ+Eb管に唾抜
MP型:上バネ+F管に唾抜

'66年製No.2O=バネ形式情報待ち+Eb管の唾抜

うーむ。


Re: '66年製No.2Oメロ情報 2006/ 3/23 rxl06170y

66年製は、たぶん下バネ式です。

○No.3O=MP-1のNIKKAN側開発コード名、という考え方もあると思います。

 わたしの仮説はこうです。

No.3O幻の開発コード説

 YAMAHA-NIKKANの正式合併を目前にした'66年〜'67年、NIKKANは意地の最高級メロとして'64年以来欠番となっていた「3O」モデルを企画した。

 が、YAMAHA側の圧力でカレッジモデルに落としめられた(パーツ等は最高級に相応しいのに!)。

 そして実際の型番も、NIKKAN伝統のナンバーネームを捨てさせられ、合併を見越した新法則のネーミング(XX-X&YXX-X)に急遽変更させられた。

 つまりNo.3O=MP-1。

Re: '66年製No.2Oメロ情報 2006/ 3/23 rxl06170y

昭和42(1967)年4号(4月号)のメロフォン広告です。

この時期には、ヤマハとニッカンの社名が連記されています。
上バネ採用は、この楽器からのようです。
**************************************************************
「バンドの色彩を一そう華やかにするユニークなメロフォンです」
日管メロフォンNO.30カレッジモデル
「国際的水準の楽器であることも、いろいろな角度から立証されました。」
・ミクロン単位の超高性能を誇るピストン。
ピストンの上バネ式採用による雑音防止。
吹込管の新設計による演奏上のバランス保持が容易になっている。
・丸味のある優雅な音色と、ホルンに近いデリケートな発音。
・完ぺきな音程と、十分な音量。
・表面ゴールドラッカー焼付塗装。
 定価38,000円 免税33,000円
日本楽器株式会社 日本管楽器株式会社
**************************************************************


60年台後半ホルン情報 2006/ 3/23 rxl06170y

昭和42(1967)年5号(5月号)
日管フレンチホルンNO.30カレッジモデル
「カレッジモデルは アルパインムードを
 みごとにうたいあげるたのしいホルンです」
・牧歌的な音色、きわめて安定した音程、そして
いろいろなメリットを持ったロータリーシステム
を採用しました。
・音楽の「デリカシー」を存分に表現します。
・力強さ、やわらかさを持った音色は特に吹奏楽
向きです
 定価65,000円 免税56,600円
日本楽器株式会社 日本管楽器株式会社

昭和43(1968)年5号(5月号)
NikkanフレンチホルンHR-311インペリアル
「輝く柔らかな音色、正確な音程
豊かな音量の本格派ホルン」
特徴
・ピストンの形状は最高の機能であるテーパー形(円錐形)を採用。
・ハンドラッピング仕上げ(共擂り)採用によりロータリーの息漏れ、
 ガタつきがなくなりました。
・ロータリーバルブの為ストロークが短くテンポの早いパッセージも
 なめらかに演奏出来ます。
 定価75,000円 免税63,000円
 日本楽器株式会社 日本管楽器株式会社

※原文通りです。ロータリーの楽器なのに、「ピストン」は、「マウ
スパイプ」かなにか他の部位の間違いなのでしょうか?
1年の期間を経て発表されたカレッジモデルとインペリアルの価格差
は1万円だけです。規格に大きな違いはなさそうですから、この機会
にカレッジモデルからインペリアルへ昇格したのでしょうか。


67年製No.3Oメロ 2006/ 3/23 nekopu_chan

ってコトれちよね?

ってェ事は

MP−1と平行生産されていたのか?
少なくとも
同年5月にはべるべっとMP−1が確認されておるのれ・・・

(注:*2007.8.18 '67年3月製の個体が発見されました)

ううむ・・・

謎は深まるばかりれち。

○No.2Oとの違いがはっきりと説明されています。

○平行生産の可能性は……?

Re: 67年製No.3Oメロ 2006/ 3/24 rxl06170y

昭和42(1967)年4月号にNo.3Oの新発売が紹介され、昭和42年11月号には、MP−1として広告に表示されているということは、No.3O は、半年ほどしか販売されなかったわけで、見つからないのも当然というか、実際に何本市販されたかも判りませんね。仕様はMP−1と同じでしょう。
昭和41(1966)年12月にYTR−1が発表後、昭和42(1967)年6月にはB2MやB2MLが発売され、YTR−1が消えてしまったのと似ているかもしれません。この時期は、試行錯誤と型番の変化の激しさで何がなんだかよく判りません。


No.30追記(これで終わり)2006/ 3/24 rxl06170y

「No.2A」「No.2O」「No.3O」という型番は、昭和39(1964)年以後に発売された楽器に使われたもので、それ以前の楽器にはAやOは付きません。
1966年の管楽器価格表に見られるニッカンのトランペットは、インペリアル、No.2A、No.2Oの3機種です。
すでに、No.3Oのトランペットは存在していません。インペリアル発表後は、ニッカン上位機種の生産ラインがインペリアルにシフトしたのかもしれません。
1967年の管楽器価格表に見られるニッカンの楽器は、TR−1、TR−2、TR−3の他に、No.2B、No.2OBという珍しい型番が見られます。
No.2B・No.2OBは、1967年の終わりか1968年の初めには、TR−133・TR−134に型番変更されたと思われます。
No.2O、No.2OB、TR−134はすべてニッケルメッキとブラスのコンビネーションの楽器で同じようなモデルですね。

まとめてみると、昭和39(1964)〜42(1967)年までの3年間に作られた楽器にのみ「No.2A」「No.2O」「No.3O」「No.2A」「No.2OB」といったA・B・Oという血液型のような?型番が使用されたと考えられます。
メロフォンやホルンの「No.3O」は、ほんの半年程で消滅してしまったたため、ほとんど現存していないのでしょう。超レアかもしれませんね。


Re: 67年製No.3Oメロ 2006/ 3/24 メロ主

rxl06170yさま>

貴重な情報・ご意見ありがとうございます!
連日連夜の年度末進行&送別会でヘロヘロなため、レスが遅くなってしまい恐縮ですm(_ _)m。

>昭和42(1967)年4月号にNo.3Oの新発売が紹介され、
……略
>実際に何本市販されたかも判りませんね。仕様はMP−1と同じでしょう。

四月号(三月に発行)の広告は実際は二月中に準備されていると考えて良いのでは?

(注:*2007.8.18 '67年3月製の個体が発見されました)

MP-1の既知の最古シリアルは705XXXで五月製です。数ヶ月のブランクがあります。
ということは、'66年が最終年次のNo.2Oの後継型番として年始早々にNo.3Oが企画・広告され、しかし実際はTR-1などと同一ブランドに編入されたために、MP-1という型番を与えられた、という説はどうでしょう?
商品企画(広告)型番と実生産型番が違うのですね。打刻は結局、MP-1に落ち着く。
MP-1自体、5〜8月(現段階メロホニづム見解)の四ヶ月間の製造で、これだけ市場に残っているのですから、最長1月〜4月の製造期間を持つかも知れないNo.3Oが未だに未見である事実にも注意すべきではないかと……。

>この時期は、試行錯誤と型番の変化の激しさで何がなんだかよく判りません。

NIKKAN本流のNo.X型からYAMAHA色の色濃いXX-X型への移行が'67年前後から表面化した結果では?
('68年からはXX-XXX型にさらに変化しますが……)

当時は正式合併前で公報担当者も営業も個別だったでしょうから……。
NIKKANの鳴り物入りで立ち上がった上位メロNo.3Oも、YAMAHA陣営寄りの意向で広告のみの幻に終わったと……。

どう思われますか?

Re: No.30追記(これで終わり) 2006/ 3/24 メロ主

おっと投稿が交錯しました(^-^;)。

>「No.2A」「No.2O」「No.3O」という型番は、
>昭和39(1964)年以後に発売された楽器に使われたもので、
>それ以前の楽器にはAやOは付きません。

ふむふむ。確かに……。<受け売りですが(^-^;)

>1967年の管楽器価格表に見られるニッカンの楽器は、
>TR−1、TR−2、TR−3の他に、
>No.2B、No.2OBという珍しい型番が見られます。

XX-X時代の開幕ですね。
その時期のNo.X型の残存自体が、何かの手がかりになりそうな……雰囲気があるんですが……?

それから凄く素直な疑問。AとかOとかBとか、何の意味なんでしょう?

○No.2Aメロは'63年製です。

○工房長の「平行生産説」から考えれば製造期間はもっと長くなります。

○この段階で、No.2Aメロが'63年製だと忘れてました。

熱闘!!めろシンポジウム!? 2006/ 3/24 nekopu_chan

ひじょーに熱い論議がいつの間にやら交わされておるでわござりませぬか!!

確かにスペックを見てもMP−1と大差はござりませぬ!!

やっぱ広告先行で市販時には・・・ってのもアリかと・・・

とりあえずこのままNo,3Oが発見されなければ混乱は免れるのかも!?

でも発見となった日にゃあNo,2A以上の事件となるのか!?


No.3Oメロ 2006/ 3/25 mello_mello_mello1937

No.2Aがあるくらいなので、必ずあると思います。No.2B、TR-2、TR-3それぞれの所有する1967年製のトランペットを見ても、上位機種やそれまでのパーツと新しいパーツを組み合わせており、ドラスティックな変化とも思えないのです。ニッカンにおいては67年はやはり何でもありかと。
○楽器の形態(パーツの流用結果)と型番(=商品名)とは違う問題かと思うんです。

 今、この問題を解決する手段は、No.3O実機の発見、あるいは実機の存在を証明する「証言」だけと思われます。

 皆さまの情報をお待ちしております!

 2007.8.18

 '67年3月製の個体が発見されました!

 ということで、No.3OがMP-1の開発コード名or広告名であるという線が濃厚になってきました!


画像2:NIKKAN MP-1 と TR-1 の比較。

<Hyper-Boo師所有楽器の画像と考察の紹介>

 画像右がMP-1、左がTR-1の2ピースバルブケーシング。

 ニッカンでは、インペリアル(プロモデル)にしかこの組み合わせはありません。

 ヤマハでは、YTR-1(1965?〜66)→B2MとML(1967)→YTR-632・634(最初期型(1968〜)と初期マイナーチェンジ型1970頃〜71年まで)→カスタム(1970年代初頭):全てが最高級機種のみに採用されています。

<Hyper-Boo師談>

 同じくピストン内部の画像。

 

 ↑押し金及び笠キャップの比較画像。

ニッカンのメロフォーンMP-1はプロモデルだったのか?

<Hyper-Boo師の説>

ニッカンインペリアルTR-1(ニッカンのプロモデル)とニッカンのメロフォーンMP‐1はよく似ている。

 ニッカンインペリアル・トランペットTR−1との共通点:

 TR−1と同様にMP−1バルブケースは、上部が洋白で下部がイエローブラスの2ピースである。

 TR−1とMP−1両者ともに、スピルはメタルである。

 TR−1とMP−1両者ともに、ピストンケースの上のパーツは真鍮、下のパーツはクロムメッキである。

 TR−1およびMP−1の押し金は全く同じである。

 2005.9.11追加注意:メロ主

 ピストン上部パーツはその多くが共用、あるいは同一デザインor同一サイズ(材質は違う場合あり)ですが、

 ニッカンインペリアル・トランペットTR−1との相違点:

 (スピルの)耳の方向:ピストンケースの文字刻印に対し、TR-1が左;MP-1右。

 文字刻印の字体やサイズが異なる。

 ピストンケースの下のパーツが、TR-1の方が上下に長い。

 ピストンケースの下のパーツにあるいくつかの穴が両者の間で左右対称

 笠・底キャップの形状は異なる

 バルブケースの接続帯部:TR-1の方が太い。

 2005.9.11追加注意:メロ主

 ピストンの径がそもそも違うため、バルブケーシングの内・外径が異なります。一方、ケーシング上部俵管の内径は微差があるものの微妙なラッピング等で対応できる程度か?

 この点で、YMP-201のようなトランペットとの互換性(サイズ的な)はありません。詳しくはここ

 1.スピルの比較画像

 両者は材質・形状・サイズ全く同じです。やはり、ニッカンインペリアルと同じパーツなんですね。

 2.キャップ類の画像:横から
  上:笠キャップ
  下:底キャップ(天地逆に撮影)

 笠キャップにあるフェルトは、同様に赤色。ただし、両者の形状は異なる。滑り止めの刻み帯についてMP-1のほうが、より中にある。サイズについては、外径がTR-1のほうが大きい。

 底キャップについても両者の形状は異なる。MP-1の底部は、下方に膨隆する。笠キャップと同様に滑り止めの刻み帯についてMP-1のほうが、より中にある。サイズについては、外径がMP-1のほうが大きい。

 ただし、両者ともネジのサイズが同じなので、付け替え可能である。

 2005.9.11追加注意:メロ主

 ↑誤解の無いよう補足しますと、

 笠キャップは互換サイズと思われます。

 底キャップは、バルブケーシングの外径が異なるのですが、ネジ部の径は類似のようで互換可能な範囲と思われます。が、やはり後のYMP-201(YAMAHA型)のような互換性ではありません。

 3.キャップ類とスピル(上から)

 TR-1の底キャップには内面中心部に、段がある。

 (上段:MP-1、下段:TR-1)

 4.キャップ類とスピル(下から)

 (上段:MP-1、下段:TR-1)

 相違点についてメロ主的にはこう考えます。

 1:ピストン周りの差異について
  =トランペットと管長も取り回しも異なる楽器なので当然のことでは?
 2:刻印について
  =刻印は組立直前に施されたはずなので、製造ラインが異なれば自ずと字体等異なるのでは?
 3:笠、底キャップの形状について
  =これは謎です。サイズも共通のはずなので同じパーツを使った方が良いはず。今後いろいろと考える余地はあると思います。

 ↓謎は一部解けました!(2005.6.20)

 それらを踏まえたうえで、押し金はもちろん、コストのかかる2ピースケーシングやメタルスピルが共通であり、NIKKANの一級品と言ってよい「1」の数字を冠するのですから、「NIKKAN最上位メロフォーン」であった、という意味では賛同できます。

2005.6.20(補足)

 Hyper-Boo師から補足情報。MP-201の笠キャップ(MP-1と同型)が、TR-1とほぼ同時期のコルネットCR-1(70XXXX番台)の笠キャップと似ているのだそうです。

 一番左、押し金のついていない笠キャップがMP-201のものです。(この事実発見時、MP-1は修理に出ていましたのでMP-201との対比となったとのこと)

 まさに同じものですね! 笠キャップはCR-1と共通なんですね。納得。

 これで謎の一つは解けました! 残る底キャップの正体はいかに?

 2005.9.11追加注意:メロ主

 笠キャップ自体は共用部品ですが、TR-1(又はのちのTR-331)同様にピストンの径はメロと異なりますケーシング上部俵管はTR-1(TR-331)同様に内径に微差があるものの外径は同一のためパーツの共用が可能と思われます。


 2007.8.18

 '67年3月製の個体が発見されました! 最古にして、↑No.3Oの謎を解く(かも知れない)貴重な個体です!

 以下、ねこぷー工房長からの情報でし。

ぐんそーさんの703066番。

全体像
シリアルNo,
ウォーターキイUP

ベル刻印は過去のと大差なかったのれ画像は無し。
ピストンもMP−201と同様であった為上記に同じ。

2008.5.31

画像追加


 2006.1.16

 ベルベットさんの705XXXX番台MP-1情報が到着。

>楽器の紹介ですが、残念ながら2番スライドはオリジナルではないです。
>あまりにつぶれてしまって修復できないとのことで、その当時のYAMAHAの新品をつ
けたと言ってました。
>たぶんYMP-201のものではないかと思います。(曖昧です)
>オリジナルラッカーの残存率が50%くらいでしょうか。
>剥げたところは、いい感じにテカリが出ていて、ノーラッカーのホルンのような味
わいがあります(笑)

>WKは位置がいまいち合ってないのが真横から見るとよくわかると思います。
>ピストン、その他のパーツは、ホームページに紹介されていたMP-1と特に変わりな
いようです。

>ところで、MP-1のライトウェイト仕様の件なのですが、うちのMP-1も軽くて、以前
からメロフォーンってこんなに軽いもの?と思ってました。
>どう見ても普通の金管楽器と比べると肉厚が薄いと思います。
>ベルなどは、手でちょっと力を入れれば簡単に曲げることができると思えるくらい
華奢です。
>2番管が後のモデルのものに変わっているので、その管の断面と他のスライドの断
面を比べてみても明らかに薄くできています。

以上、ベルベットさんからのメールの転載です。

つまり、↓蘭星MP-1の謎は……。

1:MP-1の初期ロットと思われる'67年5月製のMP-1は管の厚みが薄い

2:'67年8月〜YMP-201までは材が厚い(現在裏付け捜査中です)

3:'67年7月には唾抜台がその後の標準位置に変わった

='67年7月製の蘭星MP-1はライトウェイト&標準ウォーターキーモデル。修理時に初期型の横付きウォーターキー付きメインスライドに交換された。

=初期のMP-1はライトウェイト仕様(というか製品として軽量)だった。

……どうでしょうか?


2005.11.19(2005.12.31追加 2006.1.7追加 2006.1.16実機資料到着! 2006.1.21大訂正!

 現役MP-1プレイヤー(それもトラNIKKAN No.2Oの持ち替え! 凄い!)の蘭星さんのMP-1画像が届きました。

 シリアルは707XXX。

 本当に奇麗なMP-1ですね。

 

 赤い妖しい紐は……実はリードパイプのハンダが剥がれたり、Eb管がきつかったりするための実用的な装備だそうです。

 メインスライドのウォーターキーですが、手に入れた後で修理に出したらこの形になったそうです(^-^;)。

 2006.1.21

 大訂正でございますm(_ _)m。ウォーターキーは修理前から同じものがついていたそうです。

 修理後に変わったのは、どうやら唾抜台の向き。ウォーターキーを固定するボルトの向きが変わったため、当初Eb管側にあった唾抜がこちら側にしか向けられなかった、そのことを意味していたそうです。

 2005.12.31追加

 すみませぬ。↓以下も関連して大訂正(T-T)。

 先日までねこぷー工房にて修理されておりましたこの美麗MP-1、工房長より重大情報がもたらされました!

 で、れーのウォーターキイを元に戻そうと思ったのれちが・・・

 ぷーの201やCMP−002HMのベースの唾抜台があった位置に半田跡がなく、オリジナルラッカーが乗ったまま・・・

 え!?・・・どゆこと???

 ってえ事はこの状態がオリジナル???

 そんなことが……あるんですね!

 蘭星さんは「修理に出す前は普通の状態(メロ同様一般的な位置)だった」とおっしゃっています。

 ということは、

 1:メロとサイズ的に互換性のあるパーツが存在している。

 2:それはこの位置に唾抜台がある他機種のもの。

 ということでしょうか?

 2006.1.7追加

 Reoさんよりの重要情報

 こちらで情報提供いただいた同じ本('68年発行)に「同じ形のウォーターキーのあるメロ」の画像が掲載されているそうな!

 つまりは、当時このようなモデルが存在し(蘭星さんの楽器は標準型ウォーターキー)、蘭星さんの楽器を修理した楽器店ではこの問題のパーツを在庫していた・もしくは入手した、それを使って修理した……ということでしょうか?

 当の楽器屋に聞いてみれば一番確実なんでしょうけど、根がシャイなもんで……。<どこが(^-^;)?

 2006.1.16追加

 ベルベットさんからわたしのジャンクと同じ5月製造のMP-1情報到着! ウォーターキーの謎はほぼ解明か?

 そしてもう一点。

 こちらの方が重要かも?

 まあ、ソレは置いといてぷーの201・No,2(仮)と吹き比べちまちた。

 一番重厚な音が出たのがぷーの201!

 次がNo,2(仮)

 一番軽くブライトな音が出たのが何と蘭星MP−1!?!

 え!?・・・どゆこと???

 ピストン他の状態からしても金属がへたるまで使われていたとわ到底思えませぬ。

 勿論吹奏感にもその様な感覚はござりませぬ。

 で、持ってみるとちゃんとした計りがないのれはっきりした数値は判らないのれちが、明らかに201の方が重いのれす。

 以前吹かせてもらったMP−1はそんな事無かったのに・・・

 まさかその頃からYMP−201用のテストベットだったとか?

 それともライトウェイト仕様だったとか?

 ううむ???

 仮にも当時のプロモデル並の「XX-X」の名を冠されたMP-1が、カレッジモデルYMP-201のテストベッドになってるとは考えられません! ちなみにシリアルから見ても、初期ロットでもありません。

 で、

 1:オーダー品のライトウェイト仕様

 2:ある時期、何らかの事情で材が薄く軽い楽器が生産された時期があっただけ

 などなど

 2006.1.16追加

 ベルベットさんからわたしのジャンクと同じ5月製造のMP-1情報到着! MP-1初期ロット=ライトウェイト仕様説濃厚か?


 それでも、見れば見るほどの美MP-1!

 素晴らしいのはこれが現役で使われているということです!


画像:Hyper-Boo師所有MP-1の付属マッピについて。

 1.カップの径が17.1mm、深さが約8.45mm
   やや浅い感じです。VとUの間のような形状。

 2.「NIKKAN」と筆記体で刻印あり。

 3.くびれ部に斜線の帯のデザイン・薄い銀メッキ

 4.リムは薄く、口に当たる面はフラット、幅はそれほど厚くない。バックボアはそれほど広くならない。

 5.シャンクは厚め(約1mm)である。レシーバーに約19mm入る。

 1966年あたりのNIKKANのコルネットのマウスピースが、3.のデザインをとっており、似ている。

<Hyper-Boo師談>
 この付属マッピの形状を見て考えさせられるのは、「HORNのマッピじゃないよね?」です。

 常に「メロフォーンはHORNの代用品」という蔑視とも思える解釈に憤慨しております身としましては、YAMAHAの現行品26C4はまさに「メロフォーンはHORNの代用品」らしいデザイン、音色なのです。言い訳できずに苦しんでました。

 しかし、それより古い、当時のYAMAHA付属マッピ26はフリューゲルホルンのような柔らかな徳利型、そしてさらに古いニッカンの付属マッピがこれ、となれば、そもそもの始まりはやはり「HORN」的な楽器ではなく、まったく別の楽器だったという可能性があるのでは?

 もちろん、教材楽器として、HORN状の薄く深いマッピは習得が難しいからカップを浅めにして小さな子でも音を当てやすくした、というニッカン側の事情があったのかも知れませんが……(^-^;)。

2005.5.9補足

 その後、Yahooに出品されていたNo.2O('65年製)の付属マッピ画像を見ることが出来ました。

 入札を試みましたが競り負けてしまいました(T-T)。が、出品者さまのご厚意で画像を提供いただきました。ありがとうございます。


 ……いやはや(^-^;)。HORNタイプでした。

 MP-1付属マッピの方が、実は当時のNIKKANコルネットのもの、という可能性も出てきました。

(こちらのマッピの方が間違い、ということはあり得ません。シャンクの大きさが違うため、HORNのマッピは合いませんから。それからシャンク部にご注目。この厚みがメロフォーンマッピの特徴でもあります)

 でも、当時からメロフォーンにコルネットマッピをおごって高音性能を上げる試みがあったということかも知れません。

 マッピについての続報をお待ち下さい。


画像3:MP-1とMP-201の比較。UPDATE

<Hyper-Boo師所有楽器画像、及び計測データの紹介>

 メロとTPの押し金画は同じであり、同様に時期差があります。

 1段階
1966(TR-1)→1968〜69?(YTR−634:ヤマハ初期の最高機種であるプロモデル)(左のタイプ)

1967(MP−1)

 2段階
1968(TR−331)→1971(TR-331)(右のタイプ)

1969(MP−201)
 3段階
1972〜(YTR−234)(このサイトの別ページのタイプ)

1970年代前半(YMP−201)

2005.6.25(追加)

↑上の画像でもわかることですが、

MP-1とMP-201の押し金のプラスチックの材質が違うのか? と思っています。
TR‐1とTR‐331も同様なんです。
前者は黄色く変色します(透明度が高い)。後者は白いままです。

画像向かって左がMP-1、右がMP-201。

↓ねこぷー工房長の初期ロットと思しきMP-201の押し金のプラスチックは? 気になります。

 続いてベル刻印の変化。

 MP-1(画像左)は渦巻き状で派手である。

 MP-201(画像右)は単純に「NIKKAN -JAPAN-」だけである。

 同様の彫刻は、←TR-134(68年製)にある。TR-134はニッカン終末期の最低位機種です。

 終末期ニッカントランペットにおいては彫刻の単純化は、低位機種に顕れます。ちなみにTR-134では、70年製になるとベル彫刻がなくなります。

 MP-201の70・71年製の発見が待たれます。

 0から始まるMP−201、

 00XXXX(X)、01XXXX(X)、02XXXX(X)

 のシリアルナンバーがニッカンとヤマハを繋ぐミッシングリンクです。

<Hyper-Boo師談>

2005.5.17(追加)

 NIKKAN MP-1とMP-201では、ピストンの番数刻印の向きが正反対です。

 MP-201は後のYMP-201同様プレイヤーとは逆側(第三ピストン方向)に、MP-1はプレイヤー方向(第一ピストン方向)に数字の刻印が打たれています。

 画像は左がMP-1。MP-201です。穴の方向を合わせるとMP-201の刻印が見えなくなります。


画像:ねこぷー工房長の8XXXXX番台(初期ロットと思しき)MP-201

2005.6.4

 メロフォンの小部屋の主・ねこぷー工房長から'68年製NIKKAN MP-201(8XXXXX番台)の情報を提供いただきました!

 きれいなメロです。

 そして注目!

 なんと、ベルの彫刻が↑MP-1同様です!(デザインは同じですが、精密さには差があるようですね)

 どうやらMP-201はこの'68年式が初期ロットのようです。
2005.6.18 (追加)

 Hyper-Boo師のMP-201では欠品だった第2抜差管のカニ目ですが、ねこぷー工房長の初期MP-201には健在でした。

 これはNo.2O〜MP-1までと同様で、Hyper-Boo師はインペリアル系のカニ目を予想していたそうです。

 

2005.6.25

 Hyper-Boo師のMP-201(90XXX)のレストアが完了。

 で、第2抜差管のカニ目はあえてインペリアル系のカニ目にしたそうです。

 これはこれでもしかしたら存在したかも知れない(ウォーターキーがインペリアル系なのであってもおかしくない)のでご紹介いたします。

2005.10.15

ねこぷー工房長のMP-201初期ロットの追加画像が到着しました。


2005.7.3

 ニッカンインペリアルプレイヤーのReoさんから重要情報をHyper-Boo師経由でゲットしました。

「最新吹奏楽講座 2 金管楽器」('68年刊)にメロフォンについての詳しい情報が載っていました。

NIKKAN MP-201
全長 1850mm(F管)〜2090mm(Eb管)
ベル直径 305.3mm
抜差管外径 13.5mm
抜差管内径 11.4mm
レシーバー先端最小外径 8.8mm

<以下、参考までHORNの数値も>

NIKKAN? HR-311
全長 3700mm(F管)
ベル直径 314.6mm
抜差管外径 13.7mm
抜差管内径 11.9mm
レシーバー先端最小外径 7.4mm

NIKKAN? HR-321
全長 2800mm(Bb管)
ベル直径 314.6mm
抜差管外径 13.7mm
抜差管内径 11.9mm
レシーバー先端最小外径 7.4mm

YAMAHA YHR-661
全長 3700mm(F管)〜2800mm(Bb管)
ベル直径 314.6mm
抜差管外径 13.7mm
抜差管内径 11.9mm
レシーバー先端最小外径 7.4mm

(適宜、原典表現をメロフォニづム風に変更)

 Reoさん、貴重な情報をありがとうございました。
 こうして'68年当時のデータを見てみると、メロフォーンがHORNとは数値的に異なる、別の楽器であることがはっきりわかります。HORNよりシャンクが太いことはわかっていましたが、ボア径(厳密には違いますが便宜上こう呼びます)がHORNより細いとは驚きです。


画像:00XXXX番台MP-201

2005.5.28(2005.5.31補足)

 探していたNIKKAN MP-201の00XXXX番台をYオークションで発見。002194。

 出品者に画像提供をお願いしたんですが、連絡無し。よって無断拝借(得意(^-^;))。

 (その後、入札を試みましたが敗退(T-T)。つくづく縁がございません)

 この段階ではまだベルの彫刻が残っておりました。

 '70年2月製と思われますが、これより後のMP-201情報を待ちます。

2006.1.28

 ねこぷー工房長が'70年6月製MP-201を入手! 現段階メロホニづム最新のMP-201です。

 基本構成はぷー所有の68年式と変わりませぬが
 ラッカーの色が若干70年モデルの方が薄いような???

 刻印部アップ

 ベル彫刻部アップ

 まだ彫刻がありますね!

 '68年式との比較画像(上が'68年式・下が'70年式)


 この数ヶ月後にYMP-201へとバトンタッチするわけですが、ベル彫刻がいつ消失するのか? まだまだわかりません!


2005.9.11(2006.10.29追加修正・さらに2006.11.3追加修正)

 メロとトランペット等他の楽器とのパーツのサイズ的互換性についての資料

 (Hyper-Boo師の測定値を適宜構成しなおしました)


〜66年製No.2O
(=No.2型)

'60年製アルトホルン
No.2
606XX

'66年製アルトホルン
No.2A
6601XXX

'67年〜
MP-1

'68年〜
MP-201
(初期MP型
YMP-201を含む)

'73年製YMP-201(YAMAHA型)

TR-X/TR-XXX

CR-1

YTR-XXX

ピストン径

17.3

17.3

17.3

17.3

16.9

16.9

16.9

16.9

ケーシング上部俵管外径(つまり笠キャップの径)

詳細数値無
ただし同等

詳細数値無
ただし同等

22.0

22.0

詳細数値無
ただし同等

22.0

22.0

詳細数値無
ただし同等

バルブケーシング外径(つまり底キャップの径)

20.5

20.5

20.5

20.5

20.0

20.0

20.0

20.0

ピストン上バネ構造

下バネ 下バネ

上バネ

上バネ

上バネ

上バネ

上バネ

上バネ

'60年製アルトホルンNo.2及び'66年製No.2Aに関して、初期メロフォーン同等のピストン径を有することが判明。

 以降、画像掲示板へのgyanさん(No.2)、Hyper-Boo師(No.2A)の投稿を転載します。

 '66年製 No.2A

 (ピストン径は同じでも)明らかに構造が違います。ピストン軸周辺が。

 '66年製 No.2A

 ピストン下部のサイズや穴の位置も違いますね。

 第2ピストンの比較。

 上下方向に長いほう(下)がNo.2Oです。短いほう(上)がNo.2Aアルトです。

 '66年製 No.2A

 笠キャップのサイズは同じ、普通に入れ替えられます。

 ただし側面の刻み目帯の幅が違います。

 '60年製No.2(仮)のケーシングに'60年製アルトホルンNo.2のピストン・笠キャップ(軸・押し金も)をセット。

 ぴったり。

 '60年製'60年製アルトホルンNo.2のケーシングにNo.2(仮)のピストン・笠キャップ(軸・押し金も)をセット。

 ぴったり。

 参考まで。

 メッキがかかっているのでやはり以前あった仮説は取り下げるか、あるいは「一部機種の傾向の一つ」という捉え方に変更すべきかも知れません。

 2007.1.4 完全に取り下げました。

現段階での結論:

 メロの設計(ボア径等)はアルトホルンと類似性があり、17.3mmというサイズはメロ独自サイズではけしてない。

 すなわち、メロは内部構造的にアルトホルンと同思想に基づき、NIKKAN最初期のNo.45の説明文から考えても、「ホルン型のアルトホルン」であると考えて良いのではないか?

 もちろん、「メロフォーン」そのものがそうであるという意味ではなく「NIKKANメロフォーンはそういう思想に基づく」というレベルであると考える。


 これ以外の、支柱などについては省略。

ピストンについては径のみ比較。管長や調性の異なる楽器であるからピストンの互換性は無い。

同じようにバルブケーシングも外径のみ比較で、枝管のレイアウトなども上記のとおり。

'73年製以降の1ピースケーシングのYMP-201(YAMAHA型)は
ピストン周りのパーツが同社のトランペットと同サイズ(枝管・ピストンは除く)。

これらを踏まえて総括へどうぞ。


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