NIKKAN No.2型メロの謎について


2006.12.**

 Yオクに出品されてた仮メロ640319X番。

 実は一部の支柱が、旧型(No.2系)に見える。

 '63年から支柱は新型に変わってたはずなんで妙?

 写真の写りの問題だけ?

2006.11.10

 ショック。シリアルナンバー読み間違え発覚(T-T)。

 わたしの仮メロ、よーくよく見たら601101の真ん中の11の書体が下1桁の1と違ってました。

 607701 の間違いです。11月製よりはちょっと古くなりましたがまだ最古記録はg_ya_nさんの謎メロ。

2006.4.29

 うーん。記録更新。Yオクに仮メロが出品されてましたが、シリアルが60412。

 '60年4月製……。

 '60年11月製のわたしの仮メロの記録が更新されました(^-^;)。

 ……スタート価格も破格の20K弱。高すぎます!

 デザイン的にはまるっきりわたしの仮メロと同等。ただしマッピだけはNIKKANコルのマッピが無理やり刺さっているように見えました。

2006.5.27

 最古メロ、どんどん値を下げ(当然!)て、g_ya_nさんが無事ご落札〜!

 ぜひ画像情報お願いします!

 特にピストン、わたしの仮メロは真鍮無垢じゃなくて妙なメッキ? でしたから。

2006.5.27画像追加

 さっそくg_ya_nさんから画像が届きました。

 指掛けはNo.2型。メインスライド終端にはラップ処理が見えます。支柱もNo.2型。わたしのと同型ですね。

 問題はマッピ。

 間違いなくコルネット用で、刺さり過ぎです(^-^;)。

 NIKKANの筆記体書体とNo.2の刻印。

 Hyper-Boo師のメロについていたものと同型と思われます。


 ピストンもやはりわたしのと同様メッキがかかってます。

 やはり……以前、拠っていたピストンのメッキ処理手法の違いによる作製年次推計(仮説)は取り下げるべきでしょうか? メロが特殊なだけ? いやいやトラよりもコストはかけないでしょうね?

 

 バルブガイドが一部欠損。左が完品、右が欠損で、不思議な欠け方ですね。

 ちなみにわたしのは……もっと変(^-^)なんですが、画像はお待ち下され。

(2006.5.28画像追加)

 これがわたしの仮メロのバルブガイド3様。

 上から第3、第2、第1ピストンですが、五体満足なのは第2だけ(T-T)。

 第3は第2よりガイド幅自体が狭く、半分欠落。

 第1は第3より狭く、というか、まじただの「突起」状態。

 これが損耗でこうなったわけでなく、「そもそも最初からこの幅」としか考えられないところが……(^-^;)。

 結果、第1、第3ピストンはガタが多く、その点でメイン機になれないんですねー。

 音は一番好きなんですけど。

 はっきり言って……わたしのより、お安くて程度が良くて古くて貴重ってことで、g_ya_nさんいい買い物しましたねー!


2006.1.16

発見! NIKKAN No.2A!

Yオクにジャンク出品されていましたが、シリアルは6303133。

'63年製です。No.2(仮)とのデザインの差異は画像を見るかぎり不明です。似てます。

画像の使用承諾等取りませんでしたのでシリアル情報のみ!

2006.1.28

 画像到着! レストア主任のねこぷー工房長の観察結果も合わせてどうじょ!

 全体像

 ぷー謎めろとの比較
(上が'63年式No.2A・下が'64年式No.2(仮))

 ピストン部アップ
(恐らく年式からしても純正でわないと思われまつる!!)

 YTR-134系の押し金にニッケルの笠キャップ。

 No.2型メロはMP型メロと異なり。笠キャップは後のYAMAHA(シルキーデザイン)のトラのものがジャストサイズなので、何かの流用と思われます。

 チューニングスライド部アップ

 「めくれ」はころりんさんと同タイプ。

 うっかりしてましたが、めくれはわたしの'60年製No.2(仮)にもありました。

 ただ、支柱はわたしのとは異なり、ころりんさんや工房長の'64年製No.2(仮)同等の支柱ですね。後のNo.2O以降のメロに共通の角のはっきりしたNo.2Aトラ型です。

 刻印部アップ
(かろうじてAが見えるか見えないかなのれすが、ソレくらい刻印が薄いのれす。)

 シャンクもアルトホルンシャンク。基本的に同じですね。

 微妙な変化を対比するとこんな感じです。


'60年製メロ主
のNo.2(仮)
'63年製No.2A '64年製ころりんさんの
No.2(仮)
'64年製ねこぷー工房長の
No.2(仮)
指掛け No.2トラ型 簡易型 簡易型 簡易型
メインスライド処理 めくれ有り めくれ有り めくれ有り めくれ無し
支柱 No.2トラ型 No.2A型 No.2A型 No.2A型


ケースにマッピ付き! シリアルは601101。下1番って凄い掘り出し物っぽいです。

 不鮮明ですが、ベル彫刻はNo.2O、謎メロ同様?

気になるのがマッピ。

 No.2の刻印が……。やはり無銘柄謎メロは幻の「No.2」メロなのか?

 2005.8.22 届きました!

 到着! 予想以上に程度が良かったです。

 第3抜差管からの支柱にひどい補修痕があったのと、ピストンスプリングが一つちょっと伸びて曲がってたのが難点。

 スライドは全て抜けましたし、凹みも小さいのがけっこうありますがまぁまぁかな?

 シリアル601101は 1960年11月の1号機 ということでしょう。

 スライドにも1の刻印。……ただしEb管には5の刻印。

 No.2OもじつはEb管だけ別の番号でした。はて? 何でだろう?

 ご覧召され!

 押し金と笠キャップは謎メロ同様ですが、指掛けに注目!

  今までのメロ、トラとまったく異なります。すごく大ざっぱ(^-^;)。

 2005.8.23修正 トラNo.2と同一でした!

2005.8.27修正 それからピストンがこの年代は真鍮むく。……のはずなのですが色がちょっと違うのです。

 ↓上が'61年製NIKKAN無銘柄トラ(仮称・P型)の真鍮むくピストン。下がわたしの謎メロのピストンです。

 ピンクがかっています。材質が違うのでしょうか?

 Hyper-Boo師からの追加情報:

 '58年製No.2トラのピストン部です。

 '63年まで真鍮ムク、というNIKKANの通説に反するようにメッキが……。

 ただしわたしの謎メロとはやはり色も質感も違います。

 Hyper-Boo師曰く、真鍮に直接銀メッキをするとピンク色に変色する場合があるとか?

 乞う! 何でもいいから情報を乞う!

 ←支柱はトラのNo.2('61年)↓と良く似ています。

 マッピは明らかに後の純正「26」と異なります。

 やはりアルトホルンシャンクか? トラマッピが普通にささります。

 レシーバーはNo.2と同型です。

 吹奏感は……マイルドそのもの。ほのぼのとして優しい音です。

 一方、やはり抜けきれない感じで音量が出せませんが、わたしのメロ3台の中で一番音が出しやすいかも知れません。

 この謎メロの正体は?

 ころりんさんからの情報に始まり、立て続けに発見・入手が続いたこの謎のNIKKAN無銘柄メロですが、こんな大胆な仮説を立ててみました。

 ○現在確認されている最古のNIKKANメロ(わたしの601101)とほぼ同型のモデル群である

 ○その指掛け、及び支柱がNo.2トラの流用品であった

 ○これらは後のNo.2O型とは明らかに異なり、より原初的と推定される

 ○トランペットの系譜で言えばNo.2の位置にあたると推定される

 以上のことからこの謎メロシリーズこそ、Hyper-Boo師がかつて存在を予見していた「No.2メロ」系ではないか? との仮説に辿り着きました。

 このシリーズがすべて無銘柄である謎はありますが、位置付けはまさしく「No.2」であり、「No.2(仮)メロ」と命名しても良いのではと思います。

2005.11.12

Hyper-Boo師が手に入れた'58年製NIKKANアルトホルンNo.2の画像情報が届きました。

画像が多くなってHTML作製限界に達しつつあるので(^-^;)主要なもののみご紹介します。

http://jpdo.com/bb01/228/img/22.jpg ピストン径は残念ながら17mmでメロとの共通点はありませんでした。

 キャップ類や押し金はそっくりです。

 この個体は二つがNo.2O系(素材は違いますがデザインが)で一つがNo.2型のようです。

 画像は省略しますが支柱は専用設計(管間距離が極端に短いため)。

http://jpdo.com/bb01/228/img/23.jpg 注目すべきはレシーバー。

 デザインは縮尺を縮めたNo.2風で専用ですが、シャンクサイズはあきらかにNo.2(仮)と同等と思われトラマッピがさっくりとささります。

 ちなみにこれがトラ用マッピYAMAHA 11を装着した場合のNo.2(仮)のレシーバー部アップ。

 トラとほぼ同じ場所に擦過痕がありますのでささる深さもトラと同じ。

 これがオリジナルのマッピの場合。

 全長は短いですがシャンク径は同じということですね。


2005.8.13 ねこぷー工房長も同型メロをYahooでゲット!

続報を待つべし!

2005.10.15

ねこぷー工房長の謎メロが修理を終えて帰ってきました。

↑で、勘違いがあったそうで、上バネではなく下バネだったそうです。訂正いたします。

注意すべきはピストン。

メッキ(の痕跡)が見えます。ねこぷー工房長はニッケルメッキの痕と見立てていますが、'64年はクロームメッキが出現する年次です。はてさて?

ころりんさんのNo.2(仮)に似た指掛け・支柱ですが、主管の部分の処理が違いますね。

本当に個体差の大きなメロですね。謎まみれです。


NIKKAN No.1? No.2? いやこれはP型と同じでは?

 HNころりんさんからのメロフォニづム始って以来の衝撃情報です!

> 1983年3月に私が中学校を卒業したときに、その中学校が統合移転になったんです。
> それに伴って廃棄物品が山のように出てきました。
> 卒業した後でしたが、後片付けに借り出されて学校に行ってました。
> 吹奏楽をやっていた私は、破棄物品の中から程度の良さそうなこのメロフォンをもらってきたというわけです。
> 当時は
台形のケースも付いていたと記憶していますが、今は見あたりません。
> (在学中に遊びで借りてきたこともあるので、ケースももらってきたというのは記憶違いかもしれません。)

2005.12.12(2005.12.18画像追加)

http://jpdo.com/bb01/228/img/16.jpg  http://jpdo.com/bb01/228/img/21.jpg

 Hyper-Boo師がYオクでゲットした台形のホルン用(実際はMP型・YMP型メロ用)ハードケース。(全体像は諸般の事情で鏡像処理後)

 これはいままでにない形「台形」で、ころりんさんの言う「台形」と同じかどうか?

http://jpdo.com/bb01/228/img/19.jpg http://jpdo.com/bb01/228/img/20.jpg

 以下、Hyper-Boo師の考察です。(適宜加筆修正)

 YAMAHA初期プロモデル70年代前半の黒のレザーと白い枠のプラスチックのガードが一緒ですね。

 ユーフォやトランペットのカレツジ初期のもの http://jpdo.com/bb01/228/img/15.jpg は色ちがいの灰色レザーの表面内部は木製です。白いプラスチックのガードも似ています。

 ちなみにYAMAHA型YMP-201(3800番台)のケースは内部は木製で表面は黒い樹脂ですね。これはNIKKANの1964年ごろから1971年の廉価なトランペットのものと質も似ています。

 一方、2Oなどの古いタイプのケースは内部クッションがなく、ベルを下向きに収納します。YAMAHA型のものは内部にクッションがあり、ベルを上向きに収納します。

 そしてこの台形のケースはクッションがあり、ベルを上向きに収納します。

 これは仮説なのですが、量産型のケースに新旧関係があるのかが気になります。

2Oあたりまでのクッションなし、下向きベル。

未確認MP型用

YAMAHA型用の初期タイプ
内部クッション、樹脂表面処理、カタツムリ型

YAMAHA型用の次世代タイプ
内部クッション、レザー表面処理、台形

 パーツや形状の特徴から新旧関係を考えてみました。

 同じ台形ケースの情報(楽器本体のシリアルNo等も)をお待ちしております。


<Hyper-Boさんの観察結果>

*対比トラ画像もすべてHyper-Boo師提供

 1.←レシーバー形状:No.1と異なります。↓トラNo.2の方がやや長いですが、形状は同じ。



 2.バルブケーシングの形状:接続帯部がNo.2A(#64)のようにごてごてしておらず、No.2にそっくり。

(↓ 左・'61年製No.2。右・'64年製No.2A のバルブセクション)

 3.←押し金の形状:↓No.2そのものです。P型にも似てます。


 4.←笠キャップが↓No.2に構造的に似ています。

 フェルトの色も赤で同じです。

 P型とも似ています。

 No.2Aトラには笠キャップのフェルトはありません。


 5.支柱の形状:写真の部分に明らかな角があり、No.2Aと似ています。

(↓ 左・'64年製No.2A右・'61年製No.2。 の支柱)

 以上、指掛けはNo.1に似ていますが、むしろそれ以外はNo.2や2Aのパーツに似ています。
 しかしながらパーツの統一感に欠け、型番刻印が無いことも合わせてやはり
P型のような謎メロと言った方が正しいのかも知れません。


<メロ主の観察結果>

 ベル彫刻はわたしの'64年製No.2Oメロと同様です。


 ちなみに←No.2トラだと全然モチーフが違ってきます(画像はHyper-Boo師提供)。

 あと、Eb管にウォーターキーがあるところやピストン(クロムメッキ、下バネ)がNo.2Oメロ同様。

 笠キャップ、底キャップはメロ・オリジナルなんでしょうか? ←No.2Oメロ同様にどの楽器にも似ていません。強いて言えば、No.2トラとNo.2Oメロの中間型とでも言いましょうか……。

 ちなみに押し金は←わたしの'64年製No.2Oメロと、Hyper-Boo師が以前所有していたNo.2Oメロ↓と違います。

 笠キャップ、底キャップとのデザイン統一感から、←わたしの方がレギュラー品だと思われます。念のため。

 ともかく謎多きメロなことは確かです。


 さらにころりんさんからの追加情報です。

> YMP-201と比較していて、レシーバーの太さが違うことに気が付きました。
> YMP-201のレシーバーはショートタイプのコルネットとほぼ同じ(乱暴な言い方ですが・・・)ですが、謎メロの方はフリューゲルよりも若干太くてトランペットよりも若干細いです。
> トランペットのマウスピースも、太さとしてはほとんど違和感なくはまっていました。
> もしかしたらアルトホルンと同じくらい?
> アルトホルンのマウスピースは所有していないので実験できませんでした。

 カワイメロもその後のメロフォーンのマッピよりシャンクが太かったです。

 あとケースの形状もNo.2Oはすでにホルンに近い形です。台形のケースはこれ以前の何かの流用なのでしょうか?


 現段階の結論と課題 by Hyper-Boo

 おそらく、このメロは、シリアルナンバーから考えると64年1月製なので、No.2Oの製造開始直前のものでしょう。
 61〜63年のトランペットとそれ以降の特徴を併せ持つことから、推察されます。
 はたして、No.2O製造直前の時期には、No.シリーズのメロはなくなっていたのでしょうか? 謎です。